特許技術者というのは、特許事務所(弁理士さんの下)で、特許明細書を作成したり、中間処理を行ったりするのが仕事のほとんどです。
なぜ「新卒」特許技術者の日記としているのかといえば、新卒でこの仕事に付く人が非常に少なくてめずらしいからです。
多くの特許技術者は、どこかのメーカー等から転職してきたという人達ばかりです(多分9割以上)。
特許明細書は技術的文章でもあるので、それなりの技術的知識を持っていた方が有利と考えられています。
ですから、大した技術的知識もなく、社会的な常識みたいなものも乏しい新卒者はなかなか受け入れてもらえません。
僕自身、特許事務所への就職活動で、面接の際、「一度メーカーに就職して3年くらい経験してから出直してきた方がいい」ということを言われたりしました。
それでも結局特許事務所に就職して、もう4年経つわけですが、実際この仕事をしてみて、そこまでメーカーの経験が必要と感じたことはないんです。
もちろん、そのような経験を持っていることは非常に有利で、そういう人達は特許事務所に必要です。でも、特許技術者としてそれは必須というわけではなく、この仕事でもっと重要なのは、発明の本質を的確に捉えることや、明細書の文章をうまく書けることだと思います。
それを証明するためにも、新卒特許技術者として頑張っていき、いつかは立派な弁理士になりたいと思っています。
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