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特許技術者の教育

未経験者の特許技術者が入ってきた場合、多くの特許事務所では基本的にOJTでの教育が多いと思います。

つまり、とにかく実際に明細書を書いて、明細書作成技術を習得させるということです。

僕の場合もそうで・・・

入って1週間くらいは、まず自分が担当するクライアントで過去に出願した明細書の読み込みを行って、主要な技術を知ること+明細書に慣れることから始まりましたが、それからは実際の案件を担当して自分で明細書を書くことになりました。

当然、明細書を数件読んだくらいでは、自分の言葉でまともに明細書なんて書けません(><)

ですから、まずは関連する技術の過去の公開公報なんかを引っ張ってきて、そこから使えそうな言葉を盗んでは継ぎ接ぎして、なんとか書き上げてました。

でも、上司に提出してチェックしてもらうと、ほとんど修正されて返ってきました(^^;)まあ、いきなりそんな良い明細書なんて書けるわけもなく、みんなが通る道らしいです。

その後も、僕が書いた明細書を上司がチェックにしてもらうという流れをひたすら繰り返して仕事を覚えてきました。(拒絶理由に対する応答等の中間処理も同様)

そして、大体3年くらいで(件数にすると100件くらい)、ようやく一人で明細書書けるかなというレベルになってきました。(一般的にもこんな感じみたいです)

事務所としては、この3年間僕にお金を払って勉強させてたわけで、ほとんど得はしていないはずです。ましてや、もし僕がここで事務所を辞めたりしたら(辞める気は全くありませんが)完全に教え損になってしまいます。こんな風にまず仕事を習得する期間が長く教え損になるリスクなんかも考えると、未経験者は採用しにくいという事務所側の考えもわからなくもありません。

そういう意味で、新卒で未経験の僕を採用してくれた事務所、所長には感謝しています。

でも、そろそろ若い新人さんが入ってきてほしい今日この頃です・・・(入所して以来、所員の中で20代は僕一人なもので…(^^;))

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コメント

明細書作成の教育は興味の尽きない話ですね
最初に入った事務所の教育体制が当たりならいいですが、そうでないと不幸ですよね


投稿: 同期生 | 2007年7月25日 (水) 12時56分

>同期生さん
全くその通りです。
でも、これが入ってみないとなかなかわからないっていうのが難しいとこなんですよね。
あと、事務所が良くても、教えてくれる指導者個人との相性っていうのもありますからね…。
その辺をある程度解消するには、事務所全体としての教育システムを作っておくのもいいんじゃないかなとか思ってます。(うちにはないですが…)

投稿: slowstarter | 2007年7月26日 (木) 00時05分

大体3年間で100件という数が区切りというのは私も聞いたことがあります

スロースターターさんの事務所だと 大体どんなペースで一人だちに至りますか?

私のとこだと 一年前後でひとまず定常的なチェック指導は外れて、その後は分からないところがあればを聞くというスタンスで主体的に業務を進めていきます。

件数だと30件くらいまでは定常的に打ち合わせします。

海外案件はその後くらいに担当し始めますが、手取り足取りは教えてもらえず、わからないのは聞きながら調べながらです。

このペースは普通ですかね。

投稿: 同期生 | 2007年7月27日 (金) 20時28分

>同期生さん
色々な人の話聞いてきましたけど、そんな感じが普通だと思います。

ただ、僕なんかは、未だに一応上司のチェックが入ってます。(そんなに細かなチェックではありませんが…)
3年経ったときに、一度は卒業と言われたんですが、それ以降も特に変わらず、クライアントに出す前に一度上司を通してます。

でも、確かに30件くらいからは打ち合わせと言うほどのものはなくて、わからないところだけ聞く感じになったと思います。

海外の案件は、特にいつからとかは特別決まってなく、僕はようやく最近になって少しづつやらせてもらってます。

なんかうちの場合、事務所の教育方針がちゃんとあるわけじゃなく、その指導者(上司)任せという感じですね。

投稿: slowstarter | 2007年7月29日 (日) 23時36分

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