【知財妄想】特許公報について
今週から特許電子図書館(IPDL)の公報テキスト検索で、公報全文(書誌を除く)を検索できるようになったみたい。
あと、一覧表示可能件数もいつのまにか500件だったのが1000件になってる。
少しづつIPDLも使いやすくなってきてるみたいですね。
それでも、まだまだ不便なところもありますが・・・。
そもそも何で一覧表示するのに上限があるんだろう?1000件以上ヒットしたら、なにかしらで絞り込まなくちゃいけないのが面倒。
あと一覧表示も公開番号と名称だけだと区別がしにくい。要約書の一部でもいいから一緒に表示してくれたらいいのに・・・(要約書ってそういうためのものだと思うし・・・)。
多分有料の特許データベースなんかだったら色々できるんだろうけど、特許公報は文章(テキスト)と図面(イメージ)だけなんだしそんなお金かけなくても比較的簡単にいろんなことができそうな気がするんだけど・・・そうでもないのかな。
とりあえず、IPDLでも、関係ある他の文献とのリンクなんかを充実させてほしいと思う。例えば、明細書中に書いてある文献公知発明だとか、拒絶理由の引用文献とか、パテントファミリー(最近この言葉を覚えました要するに優先権に関係する文献)とか、簡単に探せるようにしてほしい。(欧州のesp@cenetはそうなってるらしい)
もういっそのことブログみたいにしちゃうとか
RSSとかで気になる公報の更新情報をチェックできるようになったら、なにかと便利そうだし。(個人的には自分の担当した出願の経過をチェックしたい。)
公報ごとに関連するキーワードでタグ付けなんかをすることで、周辺技術もわかりやすく、自然と特許マップ(タグクラウド)みたいなのもできあがるんじゃないかとも思う。
あとは、そんなことやっていいのかわからないけど、公報にランキング付けてもおもしろそう。
閲覧数でも、投票でもなんでもいいけど、技術分野ごとに分けて(例えばIPCのセクションごと)ランキングすることでその分野で今注目されている技術なんかがわかるようになるかも。
そして、そこにコメントなんかもつけられたり、トラックバックつけられたり。
他にも公報に権利者への連絡先載せて、ライセンス契約や、逆に警告なんかもしやすいようにしたり・・・などなど。
まだまだ色々なことができそうですね。
とにかく特許公報をもっとオープンに、もっと使いやすくしていくことで、僕らの仕事もしやすくなり、知財の認識も拡がって、知財業界としてもおもしろくなっていくことを、妄想しています
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